"水が飲めない・吐いてしまう"つわり症状の体験記と対処・救世主となったおすすめの飲み物の紹介。
水分が摂れないつわりで苦しんでいる方の助けになれば幸いです。
"水が飲めない"つわり体験談
つわりの中で、1,2を争うくらい辛かった症状:「水が飲めない」
正確には、水・お茶類(カフェインの有無問わず)・スポーツ飲料水(ポカリなど)・果汁飲料・ジュース類など…ありとあらゆる飲み物が飲めない、というか吐いてしまう状態。
妊娠前はむしろ、起床後・食後は必ず白湯、お風呂あがりには冷たい水という習慣があったくらい水を好んで飲んでいたのに…。
それが、つわりが始まった妊娠5週頃から、なんというか生臭いような、金属臭いような…とてもじゃないけれど飲めない、何度かトライしたけれど吐いてしまった。
水の代わりにお茶類(ノンカフェインの麦茶など)を飲んでみたものの、異様に苦く感じてこれまた吐いてしまう。
それならばとスポーツ飲料(ポカリ・アクエリ類)や果汁飲料(オレンジ・りんご・ブドウなど)を試し、初期の初期(6週頃)までは飲めていたのですが、ある時口の中が酸っぱく感じるようになってしまいダメに。
産院でつわりの話をすると、
先生「水分は頑張って摂ってね」
私「えーっと、水分が摂れないのですが…」
先生「ジュースとかでもいいんだよ、ポカリとか、オレンジジュースとか」
私「そういうのもダメになってしまって…」
先生「なにか、飲めるものを探して…なんでもいいんですよ」
・・・
"水が飲めない つわり おすすめ飲み物"で検索するとよく出てくる、炭酸水やフレーバーがついた水(いろはすの桃とか)の類はほぼ試したけれど、全滅…。
本当に困り果てました。
水が飲めないつわり・救世主
結局、つわりピーク時に飲めたのは、ミロ(1日1杯150ml)・とうもろこし茶(1日200ml程度)・オロナミンC(1日1本120ml)・ピルクル(1日1本65ml)だけ。
ありとあらゆる飲み物を試して、吐き気がなかったのがこの4つ。
単純計算すると、1日あたりの水分摂取量は535ml。
いちばん症状がひどかった1か月ほどの間、この状態が続き、本当に干からびるかと思いました。
リアルな話、尿の量が異常に少なく、健診時の尿検査ではいつも量が足りず、蛋白(+)。
母子手帳には、"16週の後半、約2カ月ぶりにやっと水が少し飲めた"と記載してありました。
ただ、ピークが過ぎた時期でも常に胃酸の逆流があったので、タイミングによっては水が美味しく感じないこともしばしば。
妊娠前のように普段の水分補給を水や白湯にするまでには回復せず。
一日の大半の水分はとうもろこし茶で補っていました。
とうもろこし茶はノンカフェイン・ノンカロリーなので、妊娠中の救世主、もはや相棒。
セール時にまとめ買いして常にストックしていました。
また、日によっては無性にカフェイン入り飲料を欲してしまうこともあり、1日の上限を超えない範囲で飲むこともありました(私が通っていた産院では上限越えなければOK)。
一時期、午後の紅茶のレモンティーにはまり、冷蔵庫にストックしていたことも。
午後ティーのレモンは100mlあたりのカフェイン量は意外にもたったの8g(メーカー公式HP参照)。結構甘いので糖分の方が気にした方が良いかも。飲みすぎには注意。
1日1杯朝に欠かさず飲んでいたミロは、妊娠中に不足しがちなカルシウム・鉄・ビタミンDなどが含まれているので、栄養面でもおすすめ。
産後も特に授乳期には貧血になりやすく、また、赤ちゃんのお世話で朝食の時間がとれなかったりするので、とりあえずミロ1杯で小腹を満たすのに重宝しています。
"水が飲めないつわり"対処
- 何かひとつでも飲めるものを見つけて、少量でも飲んでみる
- ゴクゴク飲めなくても、ちびちびでも飲む(喉を潤す程度でも)
- 冷たいのがダメなら温かくしてみる(逆の場合も)
私の場合、ピーク時は吐かずに飲めたとうもろこし茶でも、ちびちび飲むのが限界で、それも冷たい・ぬるいと気持ち悪くなるので、必ず温かいものを飲んでいました。
とにかく少量でもこれなら吐かないというものが見つかると、精神的にも少し楽になると思います。
もちろん、そんなものひとつもない!という場合は、通っている病院・産院で何かしらの処置(点滴など)が必要なこともあるので、次の健診の予約日を待たずに相談することをおすすめします。
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食べ物が食べられない・吐いてしまうつわりの情報はたくさんあるのに、水分が摂れないつわりの情報は意外と少なく、体験談もあまり見つからなかったので、私なりにまとめてみました。
つわりは症状自体も辛いものですが、誰にもわかってもらえないような孤独感もまた辛いものでした。
この記事を通して、今つわりに苦しんでいる方の助けになったり、自分だけではないんだなと思ってもらえたら嬉しいです。